プレートテクトニクス — その新展開と日本列島 —
2007年9月15日 発行
目次
1.テクトニクスと海底地形
1.1 地球の大構造を造るテクトニクス
1.2 海底地形探索への挑戦
コラム1 激しい垂直変動と地向斜造山論
1.3 赤色立体地図:海底地形投影法の発展
1.4 海嶺の追跡
1.5 トランスフォーム断層・断裂帯の追跡
1.6 東太平洋海膨の方形拡大とマイクロプレート
1.7 ホットスポットと海山
1.8 海台
1.9 海溝と深海平坦面
1.10 大陸-海洋底境界
1.11 縁海
1.12 拡大を開始した海嶺
2.プレートテクトニクスの成立とオイラーの定理
2.1 球体としての地球と球面三角
2.2 オイラーの定理の地球科学への導入とプレートテクトニクスの誕生
コラム2 地球の大きさを基準にしたメートル法
2.3 オイラー極
コラム3 ユーイングの夢
2.4 オイラー極の算出
2.5 海洋底の拡大
2.6 プレート運動のオイラー極算出
コラム4 地震の発震機構
2.7 オイラー回転ベクトル
コラム5 科学史上のプレートテクトニクス
2.8 プレート運動の実測
2.9 オイラー回転ベクトルによるプレート相対運動の算出
2.10 プレート運動方向の算出
2.11 プレート拡大面積の算出
2.12 プレート収束面積の算出
コラム6 変形する大陸と変形しない海洋の共進テクトニクス
3.プレート運動の分類と三重会合点
3.1 プレート運動の分類
3.2 プレート運動相互作用と「要」
3.3 二つの要を結ぶ「要大円」
コラム7 日本海中部地震とプレートテクトニクス
3.4 複要固定プレートの変形
コラム 8 プレート相対運動のオイラー極についての誤解と共進テクトニクス
3.5 二プレート球体:一つのオイラー回転が支配する球体.
3.6 三プレート球体:三つのオイラー回転が支配する球体の境界大円
3.7 三プレート球体:拡大半球のプレート運動
3.8 三プレート球体:拡大半球から収束半球への移動
3.9 沈み込み境界の重要性と共進テクトニクス
3.10 三重会合点と境界大円
コラム 9 オマーンオフィオライト:拡大半球から収束半球への移動した海嶺
3.11 三重会合点境界平面とプレート運動のオイラー回転ベクトル
3.12 三重会合点の分類
3.13 拡大三重会合点
3.14 収束三重会合点
3.15 混合三重会合点
3.16 拡大三重会合点の安定性
3.17 拡大三重会合点の移動
3.18 全球の拡大半球と収束半球
4.海洋底の年代
4.1 化石年代と地質時代
4.2 放射年代と同時間面の追跡
4.3 地球磁場の逆転
コラム10:磁石の由来と見かけの磁極
4.4 地球磁場逆転の解読
4.5 海洋縞状地磁気異常
コラム11 自己逆転と地球磁場逆転
4.6 地球磁場逆転を記録する堆積物
4.7 堆積物の運搬・堆積と地殻変動
4.8 地球磁場逆転の細部様相記録と深度差
4.9 地球磁場逆転と環境変動
4.10 地質時代の決定
4.11 海洋底拡大説の証明
コラム12 海洋掘削計画
5.プレート運動を記録するプレート収束帯
5.1海洋底拡大を支える収束半球中心域の海洋底沈み込み
5.2 空っぽな海溝と付加体
コラム 13:和達清夫による深発地震面の発見
5.3 海洋底形成・移動・沈み込み・付加の基本図式
5.4 チャート・砕屑物層序
5.5 付加した海山と礁成石灰岩
5.6 海溝埋積堆積物と付加体をおおう堆積物
5.7 付加体をおおう浅海から陸域の堆積物
5.8 房総収束三重会合点の実態
5.9 房総収束三重会合点周辺の変形
5.10 房総収束三重会合点と火山フロント
5.11 房総収束三重会合点周辺の地震による収束面積の断続的解放
5.12 フィリピン海プレートの沈み込み開始
5.13 フィリピン海プレート運動による伊豆弧の多重衝突
5.14 伊豆弧における銭州海嶺の形成とプレート沈み込み幾何学
5.15 銭州形成と伊豆弧衝突過程
5.16 伊豆弧衝突と日本列島の変形
5.17 背弧海盆の拡大と衝突によるスラブ重複
6 過去のプレート運動算出
6.1 オイラー極の位置変化と回転テンソル
6.2 連続回転操作と回転テンソル
6.3 連続回転操作の合成回転テンソル
6.4 合成回転テンソルのオイラー回転
6.5 合成回転テンソルから個別回転テンソルの算出
6.6 全有限回転から区間回転の算出
6.7 海洋底拡大と区間回転
6.8 海洋底全有限回転から区間回転の復元
6.9 全球プレート運動の復元
6.10全球プレートのトリスタンホットスポットに対するプレート運動の算出
6.11トリスタンホットスポットに対する全球プレート運動網の算出
7 過去のプレート運動の復元
7.1 プレート運動復元地図
7.2 プレート運動算出経路のハワイホットスポット軌跡による検定
7.3 プレート相対運動とオイラー赤道および「要」
7.4 自律プレート運動のオイラー赤道と要の変遷
7.5 総拡大面積と総収束面積の算出
7.6 総拡大面積と総収束面積の変遷
7.7海洋底更新速度の変遷と海水準と地磁気極性逆転頻度の変動
7.8 大陸縁裂開と縁海の拡大
7.9 三重会合点境界大円による拡大半球・収束半球区分の変遷
7.10 三重会合点境界大円の変遷とインドの衝突
7.11 三重会合点境界大円の変遷と「要」位置の移動
7.12 プレート運動変換を駆動する力
7.13トリスタンホットスポットに対する全球プレート運動の変換駆動力
7.14 増減しながら継続するプレート運動変換駆動力
7.15 プレート運動変換の同体駆動と対極駆動
7.16 北太平洋閉鎖とプレートの対極駆動
7.17 ヒマラヤとアルプス衝突とプレートの対極駆動
7.18 太平洋におけるプレートの対極駆動
8.収束境界変動記録 [15]
8.1海洋底によるプレート運動復元の限界
8.2 日本海溝における収束境界変遷史の堆積物記録
8.3 堆積物記録の相互比較と時階区分
8.4 時階区分と堆積速度変遷
8.5 時階区分と日本列島のテクトニクス
8.6 日本列島テクトニクスと海洋底沈み込み
8.7 日本列島の誕生と日本海拡大
コラム14 日本海溝域についての誤解
8.8 東南アジア縁海の二段階拡大
8.9 日本海拡大の駆動力
8.10 四国海盆北縁の裂開
8.11 四国海盆北縁の拡大にともなう沈降
8.12 収束境界変遷史に対応する拡大境界変遷史
9.一部失われた海洋底記録の解析
9.1 海洋底記録の消失
9.2 北東太平洋の縞状地磁気異常の大屈曲と拡大三重会合点
9.3 海嶺の沈み込んだ海洋底の縞状地磁気異常の解析
9.4 中央太平洋縞状地磁気異常によるオイラー回転の算出
9.5 中央太平洋の縞状地磁気異常屈曲と南鳥島プレートMC
9.6 拡大三重会合点の段階的移動
9.7 方形拡大による南東太平洋の形成
9.8 大円を用いたオイラー極算出
9.9 縞状地磁気異常最適大円の算出
9.10 縞状地磁気異常最適大円極からのオイラー極算出
9.11 回帰直線法によるオイラー極算出
9.12 南鳥島プレートMCとイザナギプレートIZのオイラー回転算出
9.13地球上最古の海洋底オイラー回転
9.14 一点からのプレート拡大幾何学
9.15 太平洋拡大系境界大円の変遷
9.16 「へ」の字型縞状地磁気異常形成と太平洋拡大系境界大円
9.17 太平洋の拡大と沈み込みの変遷
9.18 環太平洋に沈み込むプレートの区分
10.付加体中の海洋底記録と海洋プレート運動
10.1太平洋拡大系の変遷と付加体形成史
10.2 付加帯に記録されている海嶺の沈み込み
10.3 付加帯に記録されている収束境界の沈み込み
10.4生物地理区と海洋底沈み込み
10.5 中央構造線の活動:大陸縁の組み換え
10.6 付加帯重複と中央構造線
10.7 中央構造線と変成岩
10.8 北太平洋閉鎖によるユーラシアプレートEA・北米プレートNA要位置移動と北海道における収束
10.9太平洋拡大系の沈み込み方向
11 プレートテクトニクスから共進テクトニクスへ
11.1 実測されたプレート等速運動
11.2 変動するプレート運動
11.3 変動するプレート運動の海洋底からの解読
11.4 プレート運動を駆動する力
11.5 全球プレート運動の全体像
11.6 海洋底と大陸
11.7 共進テクトニクスと日本列島
付録I
I.1 球面を平面に表す地図
I.2 円筒図法
I.2.1正距円筒図法
I.2.2 メルカトール図法
I.2.4 エケルト正積円筒図法
I.2.5 北田正積円筒図法
I.3 円錐図法
I.3.1 正距円錐図法
I.3.2 ランベルト正積円錐図法
I.4 平面投影図法
I.4.1 正射投影
I.4.2 心射投影
I.4.3 平射投影
I.4.4 ランベルト正積方位投影
引用文献
索引