プロフィール

1943年生まれ.

  • 東京・仙台・大曲・青森・山形と転居後,小学6年から仙台在住.

1958年 仙台第二高等学校入学.地学部に所属.

1961年 東北大学理学部入学.

  • 地質学古生物学教室に進学,北村信先生指導の下,福島県桧原湖周辺の地質調査を卒業研究とする.

1965年 修士課程に進学.

  • 仙台付近の層序調査,堆積物の粒度分析装置製作,有孔虫化石群集解析を行う.

1967年 博士課程に入学.

  • 陸奥湾の底質分析,堆積岩の古地磁気測定,化石の酸素同位体分析,電子顕微鏡による化石微細構造解析,電子計算機による群集解析,イタリアの地質時代模式層序の古地磁気測定などを行い,房総半島の堆積物に記録されている地球磁場逆転時の環境変動の研究を博士論文とする.

1970年 東北大学教養部助手.

  • 学生実験の整備および教養教育についての全学協力体制作りに携わる.
  • 中川久夫先生と共に,ヨ-ロッパの地質時代模式層序の地磁気極性層序確立を推進,堆積物の古地磁気測定用に超伝導磁力計を開発する.

1975年 米国南カリフォルニア大学の顧徳隆先生の研究員として留学.

  • 質量分析計を超微量測定用に改造し,南米沖の深海堆積物の酸素・酸素同位体測定と超伝導磁力計による古地磁気測定を行って,地球磁場逆転に伴う環境変動の研究を行う.

1978年 静岡大学理学部地球科学教室海洋地質学講座の助教授.

  • 房総半島・伊豆半島・南部フォッサマグナ・秩父盆地・ニュージーランドの地質調査および古地磁気学研究を指導.
  • 中米海溝・南海トラフ・日本海溝・インド洋の国際深海掘削航海に,古地磁気学者および共同主席研究者として参加.
  • 斉藤常正先生と共にインドネシアおよびニュージーランドの古地磁気・微化石・ 同位体層序の海外学術調査を行う.
  • 駿河トラフおよび日本海溝における「しんかい2000・6500」および「ノーチール」による潜航調査.
  • リソスフェア探査開発計画では,陸上学術ボーリング事務局を担当,「南部フォッサマグナにおける衝突現象の解明」を主催.

2008年 静岡大学を停年退職.

  • 耐震工事を施し,移動書架を備えた仙台の実家へ転居.
  • 屋根の葺き替えと共に太陽光発電と温水器を備える.

現在,静岡大学理学部地球科学教室名誉教授.