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図106.クリックすると拡大します.

図114.1994~2013年小笠原海溝域の引張主応力T軸方位分布.  震源は海溝から同心円状屈曲したまま上部マントル底の660kmまで達している.マントルのカンラン石(α)がスピネル型(β)に相転移する深度410km不連続面の下に,逆断層型地震と圧縮横ずれ断層(np)型地震が起っている.  右図は海溝側から見た断面図(右上)と時系列図(右下)で,横軸はMariana小円区・小笠原海台小円区・小笠原小円区の方位角である.時系列図で顕著なのは,海台・小笠原小円区境界の410km不連続面より下に2011年の東日本大震災前はスラブ屈曲に沿うT軸を持つ逆断層型地震(赤色),震災後は水平で海溝軸に沿うT軸を持つ圧縮横ずれ断層(np)型地震(黄緑色)が起っていることである.

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